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利用学生、サポートスタッフによる、ノートテイク勉強会を開催しました
2025年7月10日(木)に「読みやすいノートの書き方を知ろう!」というテーマで、オンラインでノートテイク勉強会を開催しました。普段ノートテイクサポートを利用している利用学生、ノートテイクサポート経験のあるサポートスタッフが講師となり、聴覚障がいについて、読みやすいノートの書き方についてスライドを表示しながら説明しました。後半には実際に音源を流して参加者のみなさんでノートテイク体験をしました。今回、講師を担当してくれた学生の声を紹介します。
ノートテイク勉強会講師の声
近藤 成
(文学部国文学科 4年次生)
聴覚障がいのある利用学生の立場としては、まずノートテイクという支援に携わってくれる方がいるということ自体、とても有難いことだと思っています。その上で、こうして勉強会に参加してくださることが本当に嬉しかったです。また、私自身、自分の困り感がどのようなもので、どのような配慮が欲しいのか、どんなノートを書いてほしいのか、ということを言語化し内省するよい機会をいただけたなと思っています。今回はあくまで「私が」見やすいノートについてお話ししましたが、実際には言葉の省略の範囲や字の大きさなどについては、個人の好みやニーズによって違うので、これをきっかけに、ご自身がサポートを担当されている利用学生とも話し合っていただければ幸いです。
「ノートテイク支援」と聞くと難しそうに聞こえますし、身構えてしまうところもあるかとは思いますが、こういった勉強会を気軽に見るだけでもよいですし、少しでも身近なものに感じてもらえたらいいなと思います。
越智 愛佳
(文学部英文学科 4年次生)
今回、ノートテイク勉強会に講師として参加させていただきました。準備にあたり、ノートテイク例を作成するため、模擬授業動画を視聴しながら実際にノートテイクを行いました。その際、話し手のスピードだけでなく、スクリーン上の情報量や講義の専門性によってノートの取り方を変える必要があることに気づきました。また、ノートに関して利用学生の視点から必要に応じて単語を省略する等のアドバイスをいただき、速く正確に多くの情報を伝える手がかりが見つかりました。初心に返ったことで新たな気づきを得ることができ、大変勉強になりました。
何より大切なのは、利用学生が必要としている講義情報を最大限保障することだと考えています。コミュニケーションを通してニーズを把握し、自己満足にならぬよう合理的なサポートを努める必要があると思いました。
勉強会終了後、SDA室の職員の方を通じて参加者の感想を伺い、改めてこの勉強会に携わることができて嬉しく感じました。今年度で卒業しますが、残りの時間でSDA室の活動に興味をもってくれる人を増やすことをささやかな目標に活動を続けたいです。

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スチューデントダイバーシティ・アクセシビリティ支援室(京田辺) TEL:0774-65-7411
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