同志社レインボー映画祭
同志社レインボー映画祭は、親しみやすい映画作品をきっかけに、多様な性のあり方について考える機会を提供するとともに、学内への理解を広めていくことを目的に開催しています。SDA室では、これからも多様な性の在り方への理解が浸透していくような様々な企画に取り組んでいきます。
第12回上映作品『そばかす』
2022年/日本/104分
企画・原作・脚本:アサダアツシ
監督・脚本:松永大司
音楽・録音・音響効果:松野泉
キャスト:三浦透子 など
他人に恋愛感情を抱かない女性が周囲と向き合いながら自分自身を見つめる姿を描いたドラマ。30歳の蘇畑佳純は物心ついた頃から恋愛がよくわからず、いつまで経っても恋愛感情が湧かない自分に不安を覚えながらもマイペースに生きてきた。大学では音楽を志すも挫折し、現在は地元のコールセンターで苦情対応に追われる日々を送っている。妹が結婚・妊娠したこともあって母からは頻繁にプレッシャーをかけられており、ついには無断でお見合いまでセッティングされてしまう。そこで彼女が出会ったのは、結婚よりも友だち付き合いを望む男性だった・・・
(c) 2022「そばかす」製作委員会
第11回上映作品『エゴイスト』
2023年/日本/120分/R-15
原作:高山真「エゴイスト」(小学館刊)
監督・脚本:松永大司
脚本:狗飼恭子
音楽:世武裕子
キャスト:鈴木亮平、宮沢氷魚、阿川佐和子
14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった…。
(c) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
第10回上映作品『FLEE』
Flee
2021年/デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フランス/89分
監督:ヨナス・ポヘール・ラスムセン
*2021年アヌシー国際アニメーション映画祭最高賞ほか受賞ドキュメンタリー・アニメーション。
アフガニスタンに生まれ育ったアミンは、ある日突然、父が当局に連行され、残った家族とともに祖国を脱出する。
その後たった一人でデンマークへと亡命した彼は研究者として成功を収め、恋人の男性と結婚を果たそうとしていた。
だが彼には20年以上も抱え続けていた秘密があった…。
第9回上映作品『ナチュラルウーマン』
2017年/チリ・アメリカ・ドイツ・スペイン/104分
監督:セバスティアン・レリオ
出演:ダニエラ・ベガ、フランシスコ・レジェス、ルイス・ニェッコ
*第90回アカデミー賞外国語映画賞、第67回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞
ナイトクラブのシンガーとして歌うトランスジェンダーのマリーナ。
しかし歳の離れた恋人が急死してしまうことにより、彼の親族や警察から容赦ない差別や偏見を受けてしまう…。
自分らしさを守るため差別や偏見に立ち向かうトランスジェンダーの姿を描いた感動作。
主人公のマリーナを自身もトランスジェンダーのダニエラ・ベガが演じる。
第8回上映作品『ムーンライト』
Moonlight2016年/アメリカ/111分
監督:バリー・ジェンキンス
出演:トレヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、マハーシャラ・アリ
*第89回アカデミー賞作品賞、助演男優賞、脚色賞受賞
マイアミの貧困地域で暮らす少年シャロンは、学校ではいじめられ、家庭では麻薬常習者の母親から育児放棄されて孤独な日々を送っていた。
そんな彼に優しく接してくれる麻薬ディーラー・フアンと同級生ケヴィン。
やがてシャロンはケヴィンに対して友情以上の思いを抱くようになる…。
自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を繊細につづった“映画史に刻まれる、最も純粋で美しい、愛の物語”
第7回上映作品『フタリノセカイ』
2021年/日本/83分/日本語バリアフリー字幕(オープン形式)
監督・脚本:飯塚花笑
出演:片山友希、坂東龍汰 ほか
出会った時から互いに惹かれあったユイとトランスジェンダーの真也。
いずれ結婚して共に人生を歩んでいきたいと願う2人だったが、現実にはクリアしなければならない課題が多くあった。
トランスジェンダーとシスジェンダーのカップルがたどる10年間を描いたラブストーリー。
第6回上映作品 『影裏』
2020年/日本/134分/日本語バリアフリー字幕(オープン字幕)/音声UDCast対応
監督:大友啓史
原作:沼田真佑
出演:綾野剛、松田龍平 ほか
岩手に転勤した今野は同僚の日浅と知り合い、次第に心を開いていく。
だが日浅は何も告げずに突然退職し、しばらくして姿を現すが、一度開いた距離が縮まることはなかった。
その後、行方不明となった日浅を今野は捜すが、日浅には数々の裏の顔があった・・・。
第157回芥川賞を受賞した沼田真佑の小説を映画化した、心震わすヒューマンミステリーの最高傑作。
第5回上映作品『おいしい家族』
2019年/日本/95分/日本語バリアフリー字幕(オープン形式)/音声UDCast対応
監督・脚本:ふくだももこ
出演:松本穂香、笠松将、モートラ世理奈 ほか
東京で働く橙花は生活に疲れ気味。母の三回忌を迎えて地元の離島に帰ると、
父が亡き母の格好で出迎え、さらに紹介された再婚相手は男性でー。
おおらかな島の人々との交流を通じて新しい家族のあり方、自分らしく生きる大切さに気付いていく
幸福の95分。
第4回上映作品『虹色の朝が来るまで』
手話サークルで知り合ったろう者の華とあゆみ。初めて同性に惹かれた華は、あゆみと交際することに。しかしいつも味方だった母から拒絶されてしまう…。
監督は自身もろう者である今井ミカ。さらに演じる役者陣もろう者が参加している。
ろう者×セクシャル・マイノリティ×地方都市―いくつもの生きにくい環境が重なる中で悩み生きる若者の姿を、優しくドラマチックに描き出したヒューマンドラマ。
第3回上映作品『Venus』
今回の映画『ヴィーナス』は戸惑いながらも大切なものを見つけながら人生を歩んでいく姿を描くハートフル・コメディ。
第2回上映作品『I am here』
トランスジェンダー当事者がそれぞれの経験や思いを語るドキュメンタリー映画の上映と対談を行います!
第1回上映作品『愛と法』
大阪で法律事務所を営む“夫夫(ふうふ)”の奮闘を描くドキュメンタリー『愛と法』を上映します!