車いすユーザーの利用学生による、車いすサポート勉強会を開催しました
2025年1月10日と2月7日にオンライン、1月17日に今出川校地対面で車いすユーザーの利用学生が講師を担当し、車いすサポート勉強会を開催しました。
オンライン開催初回では、授業を受けるために必要なサポートや困りごとについて、講師がスライドを表示しながら説明しました。オンライン2回目では、緊急時の対応方法や、サポートスタッフとの円滑なコミュニケーションの取り方について、参加者のみなさんと意見を出し合いました。対面開催では、実際に電動車いすの操作や、姿勢調整の方法を教わり、サポート中に注意するべきポイントについて、より実践的に学ぶことができました。今回は、講師を担当してくれた、利用学生の声を紹介します。
車いす勉強会講師の声
白土 雄太
(文学部文化史学科 3年次生)
私には、進行性の筋肉の障がいがあり、普段は電動車いすを使用しています。そのため、入学前の段階から現在まで、SDA室のサポートを受けており、これまで職員の方やサポートスタッフの皆さんのご尽力のおかげで、充実した大学生活を送ることができています。
ただ、日々サポートを受ける中で、自分の障がい内容やサポート上の注意点・要望について、改めてお話しする機会は少なく、また、私自身が遠慮してしまうこともあり、色々な困りごとや課題に感じる部分が生じていたことも事実です。
今回の勉強会で、こうした率直な悩みを、身体障がいを抱える車いすの学生として、皆さんに今一度お伝えすることで、私が置かれている現状や改善すべき点を振り返ることができたのは勿論、身体障がいがあること、車いすユーザーであることが何を意味するのかについて、一つの事例を改めて知っていただけたことは、とても有意義でした。
また、障がいの有無に関わらず、同じ学生として、どうすれば円滑に大学生活を送ることができるのか、共に悩み、話し合うことができた、という実感があり、今回お話しさせていただいたことは、大変貴重な経験になりました。
