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鳥取大学 来校
鳥取大学「地域調査プロジェクト」科目担当教員2名と学生7名の皆さんが、SDA室の取り組みについて・聴覚障がい学生への支援方法について、意見交流と見学を目的に訪問されました。
「地域調査プロジェクト」科目では、「言語としての手話」をテーマに、手話の成り立ちや歴史、言語としての特徴を、アメリカ手話(American Sign Language)等と比較しながら学ぶとのことで、手話の言語習得方法等を中心に活発な意見交流がなされました。また、パソコン通訳のデモやランチタイム手話の募集動画もご紹介しました。
今回、意見交流会に参加した学生の声を紹介します!
大和田 宗
(法学研究科 博士前期課程)
他大学との交流ということで、外部から新しい考え方を吸収し、刺激を受けるべく、意見交流会に参加しました。
鳥取大学の方々との交流を通じて、手話を言語として捉えた際に、積極的に使っていくことが上達の近道だと改めて認識できました。また、母語でない人に対して手話を広めていく方法について、それを研究の対象として客観的に捉え、教授・習得の手法の体系化を図っていくことが今後の課題だと意識を共有できました。さらに、手話を習得するにあたり、指文字から取り組んでいる皆さんの姿を拝見して、自分もいずれは手話にもチャレンジしたいと改めて勇気づけられました。
鳥取大学で実施している、支援のできる人がマークを身につけて周囲に積極的にアピールするという取組みが大変印象的で、サポート体制の宣伝方法として大いに参考にしたいところです。
今後も外部との交流を通じて、SDA室での支援活動をアピールしたり、支援に関する問題意識を共有したり、新しいアイデアをどんどん吸収していきたいと考えています。
長谷川 竹雪
(商学部商学科 1年次生)
今回の意見交流会の中では手話の学習方法として、手話以外を使わない昼食会をすることや、手話を母語として使っている人と会話することなど、「使う」に重点をおいた意見がたくさん出ていたことが印象的でした。私も現在手話を習得中ですが、手話を覚えることに精一杯になってしまっています。手話は言語ではあるものの、英語などの音声言語とは異なり、視覚言語で、一つの手話でも複数の意味を持つことが多いので、正しく伝えることも重要になります。そのためには口を大きく動かしたり、表情をつけたりすることが重要だという意見がでていて、読み取りやすい手話を目標に、これらを意識しながら学びを進めていきたいと感じました。手話は比較的話者が少なく、手話について話せる機会も貴重で、とても有意義な時間になりました。
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