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2015年の講座・イベント レポート

challenged キャンプ の報告をアップしました

2015年09月02日

2015年9月2日(水)~4日(金)

和歌山県南紀勝浦において、第11Challengedキャンプが開催されました。

 

障がいのある仲間8名と共に、30名の学生、教職員、ヘルパー含め総勢42名が大型福祉バスに乗り込みました。

 

 

障がいのある学生と健常学生が寝食をともにしながら、音がない・光がない・身体の自由がきかないという体験を通じて自分で設定した問いの答えを探すキャンプ初日、宿舎に着くやいなや、障がい学生支援室長の川崎友巳先生の発声により結団式が行われました。

 

 

アイマスクをつけて食べる食事、聞こえない体験をして観るクジラショー、車椅子に乗りながら作るカレー。支えてくれる人がいて初めて自分の存在を感じることができます。そして同時に、支えてもらうことによるしんどさにも気づきました。

 

 

 

3日目、最終日のクロージングで重度障がいのある社会学部2年次生のライスーチョウ・ノア・ピンアンくんは次のように振り返りました。

『まず、最初にこの3日間、僕の大変重い車椅子を、力をあわせてバスに乗せてくれた皆さん、ありがとうございました。クロージングでは、僕の昔話をしたいと思います。

昔々、小学校に僕がいました。他の小学校との交流会があって、ドッチボールをすることになりました。でも、僕の小学校は山の中にあって、運動場に行くのに、結構な距離があったんですね。それに僕はドッチボールもできないんです。皆は、ワーワー言いながら運動場に行くのを、僕は教室で他の先生としゃべりながら見ていました。

そういうことが、もう何回もあったので、いつのまにか、おいてけぼりにされることが普通になりました。ヘルパーさんが周りにいますが、ずっと一緒にいるわけではなくて、入っては出て行くので、人と別れることや人と関わらないことに慣れてしまったんです。

僕は、これまでの人生の中で、気づいたら心が乾いちゃっていて、このキャンプで心の乾きをどうにかして潤ったらいいな、そのきっかけになればいいなと思って参加しました。

初日は皆まだ、お互いのことを知らないし、気づきも少ないのでしょうがないんですが、後半くらいから、皆が僕を一人にさせてくれなかったんですよ。ずっと、誰かがそばにいてくれて、僕は班の中で半分冗談っぽく「心が潤ってきたわぁ」と言ってたんですが、本当に心がだんだんと潤ってきたんですね。

僕はキャンプから帰って、絶対に以前の自分に戻りたくないし、このキャンプで築いた関係や人たちを離したくないって思いました。皆さんもこのキャンプでいろいろ感じたと思うんですが、僕と同じように、絶対に離さないでください』

 

 

―― 2015年度のキャンプは、お互いがお互いの心を潤すキャンプとなりました ――

 

 

 

 

 

 

 

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